Publish or Perish

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    仕事柄、本の所有量は多いと思います。
    仕事に関係のない小説やノンフィクションを読むのも好きで、引越しの時は、本をつめたダンボールが多く大変でした。小説などの本は、1回しか読まないことも多いので、どんどんたまっていって、次の引越しを思うと、ぞっとしはじめています。そのこともあって、最近は、Kindle で読める小説を優先させています。


    amazoneのサイトで、本を購入すると、その履歴から、おすすめの本が提示されてきます。そのコマーシャル効果にのって、この本を購入しました。画像は、アマゾンのサイトからお借りしたものです。



    著者の今野先生とは、私はお会いしたこともなく、お顔も存じ上げてない方です。この本からの情報では、筑波大学助教授から東工大教授となり、現在は退職して、名誉教授となられた方のようです。専門は、オペレーション・リサーチという企業や個人の意思決定問題とのことです。工学部の中でも、理論系の分野で、本の中にあった一例としては、投資行動や、大学1年生の単位履修方法について、どのようにするのが最もよいかを理論的に計算できるようにする手法のようです。工学と経済学が融合したような学問のようです。

    事件ファイルといっても、同じ理系で研究をしている私と、ほぼ同じ目線で、物事がかかれていて、科研費などの研究費のこと、講義への取り組み、地域への貢献など、事務職の方との関係など、あるある・・と、思うことばかりです。


    PPカルチャーという言葉が何度もでてきているので、何だろう??と、思っていたけど、Publish or Perish =論文を書かざる者は、退場せよ・・という考えとのことで、アメリカでは、学位取得後の3年で5報、次の3年で5報の論文がないと、その大学を解雇されるとのことでした。私たち実験系の研究者だと研究室内のスタッフ同士で、それぞれが得意な実験手技を担当して研究を行い、論文も連名にすることもあるので、3年で5報を発表している研究者も多いけど、やや文型寄りで、1人で仮説を立てて、計算で証明して、論文を書いて・・だと大変だろうなあ・・と、私個人としては、それだけの論文を出すのは、大変だと感じています。PPは論文の数だけを問題としていますが、これは、本著書の中には、質は量についていくとの考え方に基づくとも書かれていました。さらに、昨今のIFや被引用回数となると、研究者がどのように評価を受けるのかを色々と考えさせられる一冊です。


    論文公表に至らないデータを霊安室送り、と、表現していることにも、ビクリとしてしまいました。私の分野だと、ある薬(化合物)、または、ある遺伝子が表現系として影響があることを見出して、そのメカニズムを探るというのが研究の進め方ですが、一番最初の発見は、わくわく感満載ですが、その後の90%の作業が地味で、根気がいる仕事で、その途中で、塩漬けになっていまうことも多いです。

    論文を書きながら、学生が書いた他の論文に手をいれながら・・年末に色々と考えてしまう本でした。


    Publish or Perish だけでは、研究者はつらいだけの職業になってしまうけど、それ以上にオリジナリティを持って仕事ができるところが魅力だと私は思っています。









     

    巡礼の年

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      話題になっているものは、一応、見ておくほうなので、これも、読みました。





      お読みになった方も多いだろうし、ネット上で、いろんなコメントが出ているので、内容については、ここには書きませんが、私にとっては、印象深いところが色々ありました。



      キーワードが、リストがつくった”巡礼の年”です。
      ピアノをやっている方は(私のように習い事としてやっている人)、少なからず、思ってられると思いますが、リストの曲は難しいです。


      私は、小学校1年生から、高校3年生までピアノを習っていました。その間に、中学受験も大学受験もあったし、ちゃんと練習もしなかったので、まったく駄目な生徒でしたが、先生との相性がよかったのだと思います。


      最後のピアノの発表で、リストの巡礼の年 の中から、第1年 スイス で ”ワレンシュタットの湖で”をひきました。
      私の数少ない、音楽の思いでの中で、巡礼の年は、インパクトあるものです。

      本の中では、郷愁がよく出てくるのですが。


      私にも、ピアノを習うような少女の時がありました。

      私は、実は、雑誌好き。あらら 同じ雑誌が2冊

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         カテゴリーが読んだものでいいのか、不安ですが、私は、実は雑誌好き。


        20歳代のころは、an・an、with、nonno、あと、ESSE、オレンジページ、レタスクラブと買っていました。オール読み物と文芸春秋も読んでいたころがありました。大学院生のころは、朝、6時に起きて、研究室に行く前にこんな雑誌を、ぼんやり読むのが、日課でした。自分で給料もらうようになって、文庫本や、こんな雑誌が思う存分買えるようになったのが一番うれしかったかもしれません。

        大人になっても、雑誌の種類はかわれども、雑誌好きは変わらず、留学していた時は、婦人公論と日経ウーマンを実家宛てに定期購読して、それを1カ月分まとめて母に送ってもらっていたほど・・・・・

        一応、大学の先生なので、学生が不安を感じるといけないので、教授室宛てに雑誌を定期購読したりはしていないけど(月初めに、どっさり届くのは学会誌ですから)、出張での帰り道や、うーん疲れたなあ・・って、いう時には、雑誌を買って、ぱらぱらめくるのが至福の時。

        最近というか、富山に来てからよく買う雑誌は、こんな感じ。






        特にTJとやまは、富山情報に欠かせない。雑誌みて、いつか、このお店に行こうと思っていても、なかなか行けないので、ちゃんとメモをとろうと。今月は、麺食いの私には、うれしいパスタ特集。





        この夏にスマホを買ったので、こんな本もやたらと買っているが、だからと行って、仕事が早くなるわけでない。


        このブログを読んでくださっている方が、逆に疲れてしまうほど、多忙感・疲労感を感じさせてしまっていたこのごろ。昨日は、すべてを、かなぐり捨てて、7時過ぎに帰宅して、外食して、そして、雑誌買って、早くにベットに入ったわけです。雑誌、雑誌と、読んでいて、2時間くらい読んでみて、なーんか知ってることばかり、と、思っていたら、





        あらまあ、先週、東京出張の時に買った雑誌を、もう一度、買っていたわけです。
        いやはやというか、ついにというか、究極というか・・・・・



        と、いうわけで・・・・

        情けない・・・・・・








        発達障害のいま 杉山登志郎著

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          「発達障害のいま」という杉山登志郎さんという小児精神科を専門とされる方が著された本を読みました。
          きっかけは、私が今メインで研究している遺伝子をマウス脳で増やしたり減らしたりすると、社会性を示す行動が変化したことから自閉症や発達障害へのつながりを考えていたからです。


          統合失調症、うつ病、自閉症という精神疾患の研究をしていて、動物実験ではある一定の方向性が出ていても、患者さんという多様なファクターを持つ方では本当に原因や治療薬が定まるのだろう・・と、感じています。


          発達障害という、その子供の遺伝子的なもの、さらには、育った背景によって見られる「集団の中ではやっていくのが難しいようにみえるキャラクター」が、まだ社会的認知を得ているとは言い難いのが現状ではないでしょうか。「発達障害から発達凸凹へ」を説得できる研究成果をあげていきたいと強く再認識しました。





          こころの骨折・トラウマ・・・
          科学者は、ヒトのこころにどこまで近づいていけるのだろうか。




          大学教員 採用・人事のカラクリ 櫻田大造著

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            大学教員 採用・人事のカラクリ (櫻田大造著 中央新書ラクレ)を読みました。



            この著者の方は文系なので、理系とはちょっと違うように感じましたが、概ね、『そう、そう』と、うなずきながら読みました。

            人事にまつわる色々な話を大学院生、助教、准教授をしていたころも聞いた経験はありました。
            教授にならないと教員選考には直接はタッチしないので、そのころに耳にしたことは、噂なのか、誇張なのか、嘘なのか、はたまた真実なのは分かりませんでしたが、今思うとデマも多かったように思います。でも、この手の噂話は、おもしろいので、真実と違う内容で、伝播も恐ろしく早く、広かったような気がします。

            大学によって、学部によっても、いろんな原則や決まりや風潮があるのでしょうが、人事を決める会議に出る立場となった今、私がいる大学は、正当にいろんなことを評価して人事をしているように感じます。随分真面目な大学だと感じています。

            困ってるひと 大野更紗著

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              日曜日、大型ショッピングセンターで、本の大人買いをしました。

              ささやかな楽しみで、あれもこれもと本を買い7000円分・・


              まだ老眼は始まっていず、細かい字もOKなので、コストパフォーマンスがよい文庫本ばかりだったのですが、たまたま目についたこれだけ、単行本を買いました。






              『困っているひと』  大野更紗 さん著
              ポプラ社 


              手に取ったのは、文系の大学院生って、どんな感じなのだろう? と、思ったから。

              裏表紙をみて、難病にかかっているとのこと。膠原病らしい。
              薬物治療学の講義で、膠原病についていくつかのタイプを教えてはいるが、どれもこれも、理由は分からない・・したがって、治療法も分からない・・と、講義している意味があるのかな?という状況なのを、打破しなければと感じていたので、その勉強もあり・・と、購入しました。




              この帯から見てもわかるように、膠原病で、どうしようもない状況の、上智大の大学院生が主人公で著書です。膠原病をこれほど、実体験から書かれているものは他にはないと思います。


              さらに、読み進めると、医療に関係する社会制度の不十分さも分かりました。
              10月から始まる実務実習事前学習でも、医療制度や社会制度は講義しているつもり。内容は正確に教えているが、実際の運用については、取り上げていません。

              私たち、健常人という立場の者でも、熱があるとき、歯が痛いとき、足片方捻挫したときに、役所に行って、何十枚もの書類と格闘する気にならないことを思いかえさねばならないと思います。医療費で月に何十万も出ていくとしたら・・そして、仕事に行けなくなってしまったら・・

              医療に携わる者として、患者さんを見て、自分の親だったら・・自分の子供だったら・・と、思って、接しないということを病院で先輩に教えてもらったことがあるが、この本を読んで、今の社会がどれほど不自由なものか再認識するのでないでしょうか。


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              管理者のこと


              現在、国立大学薬学部で研究室を運営中。精神・神経薬理を専門としています。薬学部が6年制となり、新たなカリキュラムの実施を担当しています。薬学部で、教育と研究の両立は可能と信じて毎日を過ごしています。大学で繰り広げられていることを一般の方にお知らせしたり、神経・精神の研究や薬剤師に興味のある方に情報提供したいです。

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