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今回の学会で・・ポスドク問題再考

[ 雑感 ]

学会会場のある地下鉄の駅にあるオブジェです。

 

 

今回の学会で、多くの知り合いと、立ち話をしました。多くの方が、研究が楽しくて・・やりたいことが湧き出てくる・・と、いってられて、うらやましく感じました。私も、研究が楽しいことは間違いないのですが、あれをやるには、あの機械がないし。。あれを買う余裕がないし、あのテクニックは、学部生にマスターさせるには大変だし、だからといってスタッフは家庭があるから、共同研究先への長期滞在は嫌がるだろうし・・・などと、ストレートにやりたいことを口にできないときがあります。教授になれば、やりたいことがやれると思ってたけど、100%ではないなあ・・と、思うこのごろです。でも、私の研究環境は、日本の中では、随分、恵まれているようです。

 

 

少しだけ、元気そうでない人、落ち込んでいる人もいて・・・

多くがポスドクの方でした。ポスドクで、がんばって業績をあげれば、パーマネントポジションがとれる・・と、思っています。でも、なかなか、そう単純でもないようです。女性でポスドクをしていて、その間に出産があって、更新されなかった例、ポスドクの最中にパーマネントの話があったのを、ポスドク雇用者へ義理立てをして断り、最終的にポストがなく困っている人、一番、よく聞いたのは、ポスドクの自分より、同じラボ内のパーマネント助教や准教授の怠惰を非難する声でした。他人を非難するのは良くないよ・・と、私は対応したのですが。

 

私が30歳前後だった時に、医学部の臨床実習をアメリカでしている日本の医学部生と食事をする機会がありました。その時に、アメリカ人は、レジデントのころは早朝から深夜まで働くけど、テニュアのポストがとれたら、そんなにガツガツ仕事しないから、人生全体をそうやってバランスをとっているんだよね・・と、いっていたのを思いだし、日本もそうなったのかなあ・・と、感じました。

 

研究者という仕事も、日本では、岐路になっていることを感じました。

 

 

 

 

2016.07.09 Saturday 16:47 | comments(1) | trackbacks(0) | 
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元気なし (2016/07/13 8:48 AM)
女性は、パーマネントでも結婚できないとか出産できないで仕事だけ成功って人はむしろポスドクで結婚出産している人よりも下という見方をされることがあります。育児や家事の負担がないんだからその分の時間を仕事に回せるのだから、休みなく働くのが当たりまえ、雑用も引き受けて当然と。研究職うんぬんよりも人として女性として劣るというか・・・