薬をみつけること・・今後の研究方針

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    先週、日曜日の東京出張の帰りの羽田空港にて。
    本日は、今から、金沢で開催される学会に行きます。6年生の学生が発表します。これで、彼の研究活動は大学ではひとまず終了ですので、うまくできるといいな。

    今月は週末が全部、仕事です。
    自分が大学院生、助手、助教授、准教授だった時に、教授が暇とは思っていなかったけど、研究の中で最も時間がかかる実験という部分をしてないのだから、身体的な疲れはないのだろう・・・などと思っていました(思っているだけで、口には出さないよ。もちろん)。


    教授になってみて、時間も非常にとられるし、出張も多いことを実感しています。
    でも、また、今日も、いろいろな方にお会いできることを楽しみに金沢へ行ってまいります。


    そうそう、年賀状は買いました! あとは、クリスマスカードです。
    年内に自分が書くべき論文は書こう・・と、思っているところです。

    研究室を運営するようになって5年を迎えようとしています。
    今までは、精神疾患や依存に関係する遺伝子・分子の機能を中心に調べてきましたが、次の5年は治療薬を見つけるための研究に少しシフトしていこうと思っております。

    本日や来週の学会でも、情報を得ようと思っております。

    少なくとも、研究者が口にしてはいけないと、最近、私が、思う言葉

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      自分の身近だけでなく、他の研究者同士が話しているのが耳に入ったりした折に、不愉快だなあ・・・という言葉を感じることが多いです。


      よくあるのは、

      絶対に酵素活性はありません

      もちろん前後関係は、失活しているかもしれないから、ここを直してみたら・・という提案に対しての返事です。酵素のところに、抗体、たんぱく質、とか色々バリエーションがありますが、絶対・・は、やっぱりいってはいけないと思うんですよね。研究者じゃなくとも、そうだと思うけど。1カ月くらいの間にひっくりかえったことが、何度もあると、かなり、疲労感をもちます。


      ある学会で、マウスの生存曲線はとってあるの?との問に

      そんなものが重要だとは思いません

      自分の使う遺伝子組み換えマウスが普通より死にやすいとか、長生きだとかは気にならないのかなあ。というより、きちんと実験ノートをとってないってことだよね。そんなことを口にする人は、今までにも、タンパク量での補正は必要ありません、重要と思えません。他の制限酵素でもチェックするなんで無駄です、重要でありません・・・で、データをかなりつぶしてきているんだろうなあ。と、想像してしまいます。

      なんで、こんな論文がNature にのったんでしょうかねえ

      これは、どこの研究室でも、1人はいるんですよね。Natureどころか、自力で一報も論文を書いたことがない人がよくいうんですよね。でも、研究室に入ったばかりの学部生は、こんなことを口にする先輩に羨望のまなざしを送ったりするので、なお、ややこしい。

      逆に、データーディスカッションをしている時に、

      その実験なくとも、論文にはなります。
      と、この手の人はいうんですよね。
      論文は、とっても大事。それは、私も否定しません。教授になる時、競争的資金を得る時、大学院生なら学振をとるとき、論文は大きなサポートです。自分が生きている証でもあります。でもね、研究成果って、論文にさえなれば、いいってもんじゃなくて、論理的に証明して、新しいことを証明しているか、見つけているかが重要だと思います。丁寧に、自分が必要と思えるデータは完備して投稿したいと思っています。自分がレフリーやっていて感じるけど、自分の専門とドンピシャあった内容でないことを審査することもあるので、時々、重要な欠点を見落としている(私が激しく指摘していても、もう一人の査読者はノーマークだったり、逆もあります)こともあるので、印刷・公表された時に胸をはれるようにしないといけないと思うのだけど。

      企業に行った人は、給料が高くていいなあ

      これって、後輩には夢を失わせ、上司には愛想をつかされるのだけど・
      そして、セットでいうのは

      いつまでも、こんなところにいない

      周囲がつかれちゃいますよ。
      そのバリエーションとして、私たちの世代は、大学院で借りた奨学金は20年間大学の教員をしていると返済免除になったのだけど、海外ポスドクをしていた方が家族のことがあって国内へもどりたいといろんな人にお願いしていて、そうこうしていて、助手でとってくれた教授がいました。着任しての第一声が、これからよろしくお願いします、で、なく、

      これで、奨学金返さなくていいです


      だったことは、20年近くたった今でも、上司だった教授が酒の席で、よくいっています。その方々は、後に関係が悪くなっていったのですが。


      おわら風の盆です。
      (この写真は八尾でのものではないです)









       

      「薬剤師は医師とは対等なのでしょうか」コメント欄にいただいた質問への、私からの答え

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        猛暑といってもいい日が1、2日あった後、富山では、随分、すごしやすい日が続いています。
        コメント欄に以下の書きこみをいただきました。
        特に断りもなかったですし、個人を特定するような内容でもないので、そのまま公開してもよいかとも思ったのですが、少しだけ編集して、ここにのせて、私からの答えを書かせていただきます。

        ★質問はここから★
        薬剤師は医師と対等な関係なのでしょうか?
        薬学部を受験しようとしているものです。
        私の中で日本の薬剤師に処方権がないことなどから日本の薬剤師は医師に従属するようなイメージがあります。

        また、薬剤師が病気の原因の解明に関する研究に携われるものなのでしょうか?
        いわゆる難病といわれるものに関してです。

        また、薬剤師が医師より勝るものは何なのでしょうか?医師にはできない患者を支える手段とかです。
        個人的な意見で構いません。
        突然の長文失礼しました。
        お時間がありましたら宜しくお願いします。
        ★質問はここまで★

        私自身も感じていたことです。
        博士課程の学生だった時に、どこで情報を得たのか、高校の時の同級生で医学部に進学した人から、7年ぶりくらいに電話がありました。
        「薬学部行って、博士課程にいっているって、本当? 学位なんで論博で、いくらでも、どうでもとれるのに、無駄だと思う。薬剤師なんて、医師の処方箋通りに薬の数を数えるだけの犬だよ。そんな暇(博士課程に行っているということかと)あったら、医学部を再受験したほうがいいよ。」
        と、いいました。何か前後があったのかもしれませんが、自分の進路に自信をもっていなかった私には、眠れぬ夜が続きました。

        確かに、サラリーとか、社会的に考えられている地位を考えると医師のほうが上だと思います。
        でも、上とか下とかいうのは、極端にいえば、新聞屋さんと牛乳屋さんを上とか下といっているような感じかな、などと思います。病気の診断は、医師しかできないと思います。薬剤師には処方権がないので、医師が処方箋をかかなければ、調剤も服薬管理指導もできないです。でも、医師は、薬剤師に意地悪をするために、書かないというわけにはいきません。薬物治療以外の治療方法もあるし、どの検査をすればよいかの判断は医師がしますが、書かれた処方箋が適切かどうかの処方箋監査を薬剤師がしますし、今や、処方箋監査なしには、投薬ができません。また、「どうすればいい?」と、医師が薬剤師に問い合わせるのは、病院でも薬局でも頻繁にあることです。ましてや、病院で、「・・と、いう理由で、抗生物質はXXにかえたほうがいいです」と、薬剤師コメントが電子カルテに記入されたら、よほどでない限り、医師は処方変更します。給料は差があるけど、上下でないと思っています。

        難病の原因の解明については、治験や臨床研究(患者さんやヒトのサンプルが必要な研究)は、受け持ち患者を持っている医師のほうがやりやすい面があると思います。しかし、臨床研究は、研究の中のほんの一部であって、その発想に結びつくまでに10倍以上の基礎研究がなされて、成果があることが普通と思います。疾病をターゲットにした基礎研究は、薬学部以外の自然科学系学部でもなされていますが、人体の生理機能や化学物質のことを若い時に学んでいる薬学部出身の者にプライオリティがあると私は信じています。私のように薬学部の中でも臨床寄りの研究者にとっては、自分の受け持ち患者に特定せず、研究対象の患者を受け持っている医師にアプローチできる薬学研究者という立場はいいものだと思っています。

        薬剤師が医師よりまさることは、化学物質や生化学の目をもっていることだと思います。特に病院では、化学の知識をもっているのは、薬剤師だけといっても過言ではないです。有機化学がまったくできないと薬学部教員の中でさんざんいわれている私ですが、それでも、病棟で、「今度、採択された薬は疏水性が高いから、脳にいきやすいのかな」などと、つぶやいて、オーといわれたりしました。

        薬学部教員という立場から、あまり否定的なことはいえないこともありますが、大部分は、本音です。

        私に、犬、と、いった同級生は、今、どこで、何をしているのだろう。後になっても、あの電話のみです。


         

        送別会・・・共同研究先から来ていた大学院生

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          私の専門は、中枢薬理です。
          助手のころ、脊髄損傷をテーマの1つとしたり、眼科系統の薬の開発で視神経の研究をお手伝いしたこともありますが(視神経は、中枢神経です)、もっぱら、脳のことをずっとやっています。


          私がこの10年くらい研究をしているShati/Nat8lという分子が代謝に関係しているとのことで、私たちのKOマウスを使うためにオーストリアの大学から博士課程の大学院生が4月から来ていました。今週土曜日に富山を発ち、京都に滞在した後、7日に帰国します。本日、その送別会をしました。


          研究室に海外の方がいると、余分な仕事が増えるし、言葉の問題があるし、文化も違うしで、自分も若い時は、すごく歓迎というわけではありませんでした。日本人大学院生が、研究とは直接関係のない研究室の用事もしなければならないところ、外国人は実験だけできることから、その方が良いデータが出たり、良いジャーナルに論文が受理されると、ねたみのような、気持ちを持つ日本人がいるのも感じていました。

          研究室を巣立った後や指導教員が一線を退いた後も、明確にいうと研究室の先生を抜きで研究室で得た友人関係や信頼関係は継続します。それは、日本人も海外の方も同じです。今、自分が大学院生だったり、助手だった時にご一緒した方とも共同研究をさせていただいており、ご縁を大切にしたいと思っています。

          今回、私の研究室のスタッフや大学院生が、オーストリアの方に対して、研究でも、遊びでも(私は直接知らないのですが、いろんなところに一緒に行ったり、休日を楽しんだりしてくれていたようです)、親切にしていて、私は、とても、自分のラボのメンバーを誇らしく思いました。


          また、11月に再来日するとのことです。
          そのころは、スキーに行くのかな(私たちの世代はスノボは全く経験がないのですが・・・)。


          記事の内容とは関係ありませんが、カナダ・バンクーバーの美しい写真の続編です。








          絵葉書ぽい





          精神疾患とは?

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            と、いうことを一般の方(医療や薬学関係以外の方、また、科学者であっても、精神疾患や脳のことをメインに研究されていない方)へ説明するためのスライドを作っています。うつ病は、ドラマのタイトルにまでなっていて、誰もが何となくは御存知だと思います。

            一方で、統合失調症や双極性障害などとなると、耳慣れない感じはしませんか。


            今、これの病気をシンプルに説明するための図を作成しています。

            できたら、ここで発表します。







             

            最近の研究報告から

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               本日は、青い空が広がり、富山らしくない天候です。





              教授室の窓からの光景です。


              昨年、私たちが研究しているピッコロという分子の一塩基多型と生理機能と、さらに、患者さんの病状との関係が論文として掲載されました。

              この論文は、以前に記事にしたように掲載料が1350ドルです。そのためでしょうが、オープンアクセスといって、誰もが論文をみることができます。
              http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0076960




              この内容について、双極性障害研究ネットワークのレターにて紹介をいただきました。
              その一部を抜粋します。



              双極性障害と関連するピッコロ遺伝子の個人差による機能的変化について

               

              私たちの身体は、タンパク質で構成されています。脳も、多くのタンパク質が組み合わさって成り立っていて、その1つ1つの働きによって、物事を考えたり、感情が表現されたりします。

               その中の1つに、ピッコロという名前の分子があります。これは、インスリンという糖尿病に関係するホルモンの分泌を調節する役割があるタンパク質として日本人の研究グループが1980年代に発見しました。私達の研究グループが、脳での機能を明らかにして、ドパミンという、脳で報酬(“何かを欲しい、何かをしたい”という欲望の気持ち)などに関わる重要な働きを持つ神経伝達物質の分泌量を調節していることを見出しました。さらに、この分子が、(覚せい剤などによって)ドパミンが働き過ぎた時にその働きを抑えること、この分子の一部を多く作るように遺伝子操作したマウスがうつによく似た行動を示すことなど、報酬やうつ状態に関係する可能性を報告してきました(Cen

              et al., Mol. Psychiat. 13, 451-463 , 2008; Furukawa-Hibi et al., Neuroreport 21, 1177-1181,2010)。

               ヒトの身体の中で色々なタンパク質が作られますが、それらは、DNAによる情報をもとにしています。このようにDNAの情報をもとにタンパク質が作られていくことを翻訳と呼びます。DNAは、アデニン(A)、シトシン(C)、グアニン(G)、チミン(T)の四種類の塩基から構成され、その組み合わせによってタンパク質を合成しています。このように、DNAからタンパク質が作られることを翻訳といいます。DNAの中には、タンパク質になる部分(エクソン)の他に、タンパク質に合成されない、イントロンと呼ばれる部分があります。ヒトの体をつくるタンパク質が正しく作られるために、それぞれのイントロンが機能を持っていると考えられていますが、十分には分かっていないことも多くあります。

               DNAの配列にはたくさんの個人差があります。一塩基多型(SNP [スニップ]single nucleotide polymorphism)といわれるもので、この部分では塩基が一つだけ人によって異なっています。双極性障害の患者さんは、ピッコロのDNAの中の24番目のイントロンにあるACに変化している人が多いことが報告されています。他にも、いくつかの遺伝子のイントロンのSNPと双極性障害の関係が報告されていますが、こうしたイントロンの配列の変化によって、どのような機能的な違いが起きるのかは、ほとんどわかっていません。

               私たちは、このピッコロ遺伝子の個人差を含むイントロンの前後の配列を細胞の中に再現する実験を行うことによって、イントロンのACになると、エクソンの選び方が変化して、翻訳される蛋白の量が異なってくることを見出しました。ピッコロ遺伝子の配列の個人差が双極性障害のかかりやすさと関係しているとすれば、このような機能的な違いによる可能性が考えられます。

               このSNPは人種によっても差があり、日本人ではCの人の割合が高いことが分かっていますが、日本人で特に双極性障害が多いという訳ではありません。このピッコロの個人差だけでなく、さまざまな要因が合わさって、病気へのかかりやすさは変わってくるためであると考えられます。今後、ピッコロの機能をもっと明らかにする研究を続けていきたいと考えているところです。


              この研究は、大阪大学、名古屋大学、東京都総合医学研究所との共同研究です。



              祝・論文受理

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                 ここのブログにも、今までにも書いているけど、今の大学に着任してからの論文は、すでに30報近くあるので、所属大学で定められている10年の任期の論文業績の要件である20報はクリアしています。
                とはいっても、今、私が主宰している研究室でまるまる実施した研究論文は、まだ数報しか発表していません。


                IFが5.641のInternatinal Jpurnal of Neuropsychopharmacology という国際神経精神薬理学会の機関雑誌への採択が受理されたとのメールが届きました。やったーという感じです。




                from  http://journals.cambridge.org/action/displayJournal?jid=PNP



                今まで、私は150報近くの論文があり、その中で自分自身が手を動かしたのが30報くらい、自分の頭を少しはつかって学生やポスドクが実施したのは50報くらいですが、論文受理が、こんなに嬉しかったのは、今までにないです。

                注) いっぱい論文がある先生たちは論文受理に馴れていて、それほど、嬉しくないと思ってると思っている学生もいるでしょうが、ちがいます。何度目であっても、そして、それほどIFが高くない雑誌であっても、1つの仕事をまとめられたということでは、うれしいものです。その夜と翌日はうきうきして、なにか御祝いをしよう・・例えば、焼き肉行こうとか、前から欲しかったブラウス買おうとか・・・。教員になってからだと、学生にブラックサンダー1箱買ってあげよう・・・とかね。


                今の大学に教授として着任して、4年3カ月がたっているとはいうものの、最初の半年は、研究室が入るべき建物がまだ建築中で、色々な事情で、無人となっている部屋で1人で過ごしていました。10月に着任して、半年後の4月に研究室ができたものの、ビーカー1つから買いそろえ、来週は秤、pHメーターがくるのは来月・・という具合で1期生の学生と過ごしたものです。

                1期生の学生は、6年制の学生なら実習期間を含めて2年半、4年+修士の学生でも就職活動期間をいれて3年間の研究室生活の中で・・ばりばり実験できたのは1年もなかったかもしれません。その1期生の学生がしてくれた研究成果に准教授が追加実験を加えて、今回、投稿できました。ここに至るまで、もう少しIFの良い雑誌2つにreject されたのですが、このあたりのレベルの雑誌に受理されて本当によかったです。


                今回の雑誌もだけど、学術雑誌は購読料を払わないとWEB上でも見ることができません。今回、採択されたInternatinal Jpurnal of Neuropsychopharmacology は、所属大学では定期購読していないようで、自分の論文以外にはアクセスすることができません。しかし、中には、フリーで見ることができる論文もあり、これは、なぜだろう?と、思っておりました。今回、採択を知らせるメールに記載されていて、分かったのですが、2700ドル払うとオープンアクセスとなり、誰でもみれるようになるようです(私の英語読解能力が正しければ、それも1年だけ)。2700ドルというと約30万円です。自分の研究成果の論文が掲載される雑誌のIFも何かの時には評価を受けますが、最近では被引用回数も重要になります。ここは、30万円払うべきなのでしょうか。今夜、一晩、考えてみます。


                普通にふるまっておりましたが、最先端・次世代研究開発支援プログラムの中間評価がひまひとつで、ひそかに、眠れない夜を過ごしていましたが、少し、ほっといたしました。


                研究室のスタッフ、大学院生、学生、そして共同研究をしてくださった方々、ありがとうございました。


                1つ1つ、一歩、一歩ではありますが、進んでいきます。

                英語が駄目だ・・その2

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                   前の記事に書いたけど、海外に研究関係の知人がいます。


                  その中にの1人の方とニューロサイエンスミーティングでお会いしました。そのおりに、その方から、お菓子のお土産をいただきました。


                  その方へのお返しの意味もあり、富山・高岡の名産の銅製品のペントレイとペーパーウエイトをお送りすることにしました。


                  それに添えるカードへのコメントとして、次のようにしたいと思って英語を書き始めました。

                  ”サンディエゴではお会いできて嬉しかったです。いただいたお菓子は研究室の皆でいただきました。ごちそうさまでした。同封したものは、富山で有名な銅製品です。お使いいただけたら嬉しいです。2014年が皆様にとって、健康で良い年となりますように”


                  最後の1文は、よく使う文章ですから、よいとしても、最初の3つの文を書くのに、辞書を10回くらいひき、30分近くかかりました。


                  本当に英語が駄目だわ・・・



                  本日は、大学院生が書いた論文の校閲をしています。今年中にあと2つの論文の改訂版を送らねばならないところですが、加えて、あと2つは新たに投稿できればと思っています。




                  いざ、研究室訪問!

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                     が、管理人所属学部でも11月にあり、その日程調査中です。


                    今回、この大学にきて5回目の訪問期間を迎えるにあたって、学生が聞いてくること、いってくることとベストファイブ

                    研究室で多くのことを学び、できれば、研究でやっていきたいと思っている、前向き態度を示している学生
                    1、テーマはどうやってきめるのですか?
                    2、論文はどのようにしたら書けるのですか?
                    3、先輩の手伝いはしたくないのですが
                    4、毎朝ゼミしてどれくらい英語ができるようになりますか?
                    5、きついと聞くのですが、どのへんがきついのですか。
                    6、就職はどこへいけますか。

                    今までも大学での講義を要領よくのりきっていて、研究室でも同様に・・と、思っている学生
                    1、コアタイムはいつですか。帰宅時間が決まっていないってことは、やることやったら、お昼12時でも帰っていいということですね。
                    2、学会発表とかはしなければならないのですか。
                    3、試験休みや夏休み冬休みはどれくらいとれますか。
                    4、事前学習や実務実習の間は休みですよね。
                    5、医療系の研究室なんで、楽ですよね。


                    お答えします。
                    前向き態度の学生
                    1、学生の意向(動物実験ができるか、いやか)、さらに、将来の夢(企業・研究を考えているのなら、行動薬理をすべき)を最初に伺い、それをもとに、現在、進行中の他のテーマを考え、また、研究室内で、現在のところ、あまり混み合っていない装置でやれる実験をまずしてもらいます。最初だけは、テクニックを学ぶために、先輩のお手伝い的になることもあります。


                    2、修士までいく学生には、少なくとも論文1報分の仕事はしてもらっています。あとは、自分が文章をくみたてたり、英語にすることを厭わず、書いて、先生にみてもらい・・直しての作業を根気強く続けれれば書けるようになります。


                    3、基本は、独立テーマをもってもらっていますが、4年生で卒業する場合は、先輩の手伝い的になることもあります。これは、4年生の1年間で実施した程度の実験では論文1報にならないので、いずれかの先輩の論文に組みいれれるようにするためです。その時も、実験の範囲をきりわけて、アシスタントのようにならないよう、また先輩のキャラも見極め、学部生が教えてもらいながら、独立性をもって”ここは自分がしたところ”と、なるようにしています。

                    4、1年もすれば、私の研究分野の論文は、ほぼきちんと読めるようになるようです。


                    5、朝8時半からなのが厳しいと感じるのかもしれません。それ以外は自由ですが、漠然と手が動かすことがないようにしているつもりです。それ以外は、自らで考えてやってもらっているので、自分で実験の位置づけがわかっていれば、それほど、しんどい・・って、ことはないかと思います。



                    6、就職は学生が在籍中にがんばれるかどうかですし、運やタイミングもあります。私も全力でサポートはします。


                    適当に・・と、思っている学生
                    1、朝は8時半です。コアタイムは決めていないので、まあ、日によっては、4時に帰ってもいいですが、多くの学生は行動実験など時間のかかる仕事をしているので、遅くなることが多いようです。4時にかえりたい日は、そのように自分で計画をたててやっていってもらっています。


                    2、学会発表は、こちらも時間・コスト・旅費・宿泊費の負担がありますから、やりたくない人はしなくていいです。良い結果が出たら、他の人に話したくなる人が大部分だと思っていますが・・


                    3、全て、自己申告にしています。申し出のあったものは、今までは全て受け入れています。それぞれの実験の切れ目などもあるので、自分で決めてもらっています。
                    仮病とわかっていても、だまされたふりをしています。やるも、やらないも、自分にかえってくるのですから    →というと、なら、休んでいいんですよね・・と、返された時に何といっていいか分からないです。でも、そんな学生が、いざ研究室に入ってくると、結構楽しそうに実験していたりするので、人間って、分からないものです。


                    4、休みでもいいし、暇をみて何か少ししてもいいです。


                    5、こんなふうに全てが自由ですから、どのように自分自身をデザインするか、時間をデザインするかは自由です。効率的に短時間でいろんなことをしていくことは可能ですが、楽だけを求めるなら、私の研究室を第1志望にするのはやめたほうがいいかもね。






                    外国で買ったマグネット、1つは旭山動物園






                    最近、よく購入する、現地の絵や写真

                    論文掲載料 1350ドル

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                      この度、Plos one という雑誌に論文が受理されました。

                      ネットでのみの雑誌で、しかも、オープンアクセスなので、誰でも見ることができます。この雑誌の質については、いろんな意見をお持ちの方がいるので、実名がほとんど、ばれているこのブログで私が何かを書くのは避けますが、神経系のレター系の雑誌(NeuroReport とか、Neurosci Lett とか)より、インパクトファクターがよいので、はじめての投稿をしてみました。オープンアクセスの雑誌については、ネット上でいろんなことがいわれていますが、私が投稿したものについては、的を得たよいコメントをいただき、それにそって修正をして、受理されました。

                      ところで・・この論文の掲載料が、驚きの1350ドルです。カードで払ったら、1ドル100円くらいの計算で13万何千円になりました。カラー写真の掲載料もかなり高いのですが、今回はカラーの図がなくラッキーでした。

                      今、私が在籍している大学では、教授については10年の任期制となっていて、10年間で20報の論文があることが再任条件になっています。この論文で、着任後に投稿・受理された論文が20報になりますので、この後は、大きな論文をねらっていきたい、いけると思っています。でも、まあ、私の分野だと、なぜか、薬はきく・・でも、何をしてもメカがわからず、ギブアップして、とりあえずどこかに・・という論文も一定割合ででてくるところがくやしいですが、仕方ないです。

                       



                      管理者のこと


                      現在、国立大学薬学部で研究室を運営中。精神・神経薬理を専門としています。薬学部が6年制となり、新たなカリキュラムの実施を担当しています。薬学部で、教育と研究の両立は可能と信じて毎日を過ごしています。大学で繰り広げられていることを一般の方にお知らせしたり、神経・精神の研究や薬剤師に興味のある方に情報提供したいです。

                      私への連絡


                      プログを読まれて、私にコンタクトしたいと思っていただいた方は、コメント欄にメールアドレスをお書きの上、連絡ください。コメントは私が承認しないと公開されないようにしていますので、メールアドレスや個人的なことが書かれていた場合は公開しませんが、文中にその旨、お書きいただけると助かります。 共同研究、大学院入学(薬学部以外の卒業生、薬学部6年制・4年制卒業生、大歓迎です)のご相談も随時、お受けしています。

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