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有機化学と医療系科目

 もう日がかわってしまいましたので、昨日の朝一番は薬物治療の講義でした。私は薬学部の中では医療系に分類されていますし、経歴から考えて6年制の学科に教育に関与しています。

薬物治療学を教えるのは、自分の今までの知識や経験を整理しつつですので、楽しいです。準備は大変ですが、昨年まで担当されていた先生からパワーポイントをいただいていますので、全くの白紙からでないぶん苦労は少ないです。

しかし、医学部にいた時のように、自分の感性で教えることはできず、薬学部コアカリキュラムの内容にそって教えなければなりません。薬学部は卒業が即、国家試験の受験資格になりますし、国家試験そのものも意識しています。

その中で、本日のテーマは抗菌薬でした。抗菌薬はその構造や作用点から分類されています。構造からの分類に官能基の名前がでてくるし、抗菌薬の代表であるペニシリンの合成法はでてくるしで、昨夜は悩んでおりました。私も薬学部を卒業していますので、有機合成は一通りは習っているはずですが、最悪というほど不得意で、学生時代は、有機系科目はすべて、再試験を受けています。もちろん、今も全く駄目です。

しかし、薬剤師が医師や看護師と比べて厚く教育をうけているのは、有機合成のような物質を見ることができる点であると思います。私も20年前にもどって、再度、勉強しなおしたいな・・と、感じています。

6年制の学生が医療系の科目ばかりにとらわれず、基礎科目にも力をいれてほしいな、と、思ってしまいました。

2010.07.14 Wednesday 00:51 | comments(0) | trackbacks(1) | 

ちょっと忙しすぎ?

 日付がかわった今、自宅に戻ってきました。

大学から申請しているお金のヒヤリングに東京まで行って帰ってきました。富山は東京へも、大阪へも3時間かかり、日帰りだと往復6時間が余分にかかります。

明日は朝一番で講義です。今は、その予習中。

今週末に卒論中間発表を予定していて、その準備も手伝いつつ、しかし、これは楽しみかな。

その他、秋のシンポの準備や共用試験の準備、国家試験の対策・・・・・次々と追われています。

研究のアイデアを浮かべるには、ぼんやりとした時間も必要と思うのですが、常に走っている感じです。

私自身が学生のころは、平日昼間にゴルフに行っている(と、いう噂の)先生や昼ごはんに2時間かけている先生もいたように思うのですが・・いつから大学の先生がこんなに忙しくなったのでしょう・・・・・

さっさと、講義の準備して寝ることにします。

2010.07.13 Tuesday 00:39 | comments(0) | trackbacks(0) | 

研究費

 学部の学生が研究室を選ぶポイントとして、その研究室が”お金持ちかどうか”をチェックすることがあるようです。
他大学で、この4月から教授になった方のホームページを見ることがあったのですが、研究室員の名前と獲得研究費のみが書かれていました。これは学生に周知するためかな・・と、思ってしまいました。


研究費の獲得は、分野によって色々ありますので、私の知る限りと、私の思っている限りでは、こんな感じです。

大学からいただくもの。運営交付金といいます。国立大学では法人化後、減らされていっていますが、教員1名とか、学生1名、実習用というように割振りされてきます。

それ以外を外部資金といって、各研究者が申請して獲得してきます。文系・理系をとわず、皆が知っているのは、文部科学省関係の”科研費”とい呼ぶ、科学研究補助金です。これも金額と研究目的によって色々なカテゴリーにわかれています。類似ではありますが、研究テーマが限定される厚生労働省の科研費もあります。
その他、科学技術振興調整費など、公のものがいくつもあります。

また民間の財団がつくっている研究助成金もあります。これも自分で申請・応募します。中には大学や学部から一件しか申請できないものもあり、このようなものは大学や学部の中で選抜されないといけません。時間をかけて申請書を作成しても、学内選抜に敗れると、むなしいものです。

純粋には研究費といってよいか分かりませんが、企業との共同研究や委託研究のお金もあります。

公のお金は国税ですので、監査があります。最近までは、研究費をもらった年度末までに使いきらなければならなかったので、不自由さがありました。科研費については、繰り越すことが許されるようになりました。また、研究費が採択されても、お金が大学にくるまで使用できず、ひどい場合には2月にお金がきて3月末に使いきらなければ、ならなかったりしました。この数年は大学が建て替えてくれるシステムができたりして、ずいぶん、やりやすくなりました。しかし、研究課題に対してしか使用できません。

研究費はあったほうが、研究活動がしやすいことは間違いないのですが、研究デザインによって、かかるお金はかわってきます。だから、いっぱいお金を獲得していることが偉いとは限らないと、私は思っています。しかし、私は、今は研究室立ち上げの時期ですので、研究費が必要で、日々、いろいろ申請しているわけです。

来週の日曜は、オープンキャンパスで、その後、研究室での飲み会を計画中。
その参考写真です。


日本酒!
2010.07.11 Sunday 18:33 | comments(0) | trackbacks(0) | 

実務実習 続き

 大阪から帰ってきました。

昨日の続きです。
そこで、病院の薬剤部で11週間、薬局で11週間の実習をすることが決まっています。
その内容も細かく決められています。

病院ですと、いくつもの診療科を持っている総合病院もありますし、リハビリや精神科などの専門性の高い病院もあります。そのような病院に同じ実習をしていただくことは、本当に大変だろうと、お察ししています。
薬学部が6年制になって、最初の学生が5年生になり、その学生が実習に行って、最初のタームが今月末で終了するわけです。

この病院実習について、病院と学部との架け橋をするのが、私の仕事です。


2010.07.10 Saturday 20:38 | comments(0) | trackbacks(0) | 

薬学部の実務実習

 今日は今から大阪に講演に行きます。
他の分野や企業の方に自分の研究していることを紹介して、御意見をいただくことは、研究の進め方の弱点や次のステップへのアイデアをいただけてうれしいものです。
1つ前の記事にしたように来週月曜にある予算のヒヤリングで東京に行くことになったので、そちらの準備でもばたばたです。かなり大きな金額ですし、大学の総力としての申請ですので、多くの先生方に助けていただき、本学のポテンシャルの高さを改めて感じました。

7月も半ばにさしかかりました。
今月末で、薬学部の実務実習の一期が終了します。
実務実習のことを説明するために、まず薬学部のことを説明します。

薬学部は薬学関係の研究、公的な仕事につくための知識・技能の習得に並んで大切なミッションとして薬剤師の養成があります。薬剤師は国家試験に合格しなければなれず、薬剤師国家試験を受験するためには、大学の薬学部を卒業してなければなりません。このように大学の所定の学部を卒業して該当の国家試験に合格していないとなれない職業は他に医師、歯科医師、獣医師があります。合格が難しいことで知られている司法試験は法学部等を卒業していなくとも受験・合格することはできます。看護師も4年制の看護学科や看護学部が設置され近い状況ですが、専門学校や高校の特定の専攻科を卒業することで受験することもできます。

獣医師をのぞいて、ヒトの医療に関わる医師・歯科医師・薬剤師のことを3師と表現することもあります。この資格は、その大学卒業が資格取得に直結しているわけです。

医学部・歯学部では学部で臨床実習が必須化され、卒業前に医療現場で実習してから、国家試験の受験をしています。しかし薬学部は、卒業後、薬剤師としてでなく、企業に勤務する人も多いこともあり、学部での教育も薬剤師養成に特化していませんでした。このことは逆にみると、国家試験を受験して薬剤師免許を持っていても全く臨床現場を知らずない人が存在することになります。

そのことを見直すためと、昔に比べると薬剤師業務が病棟や医薬品管理と多岐にわたってきていることから薬学部が4年制から6年制になりました。それに伴い、実務実習が必須化されました。医学部のように臨床実習を最初から意識して運営されていたわけでなく、今まで必須でなかったところに、急に(もちろん決定されてから、最初の入学生を迎えるまで2年近い猶予がありましたし、さらに、その学生が実務実習に行く5年生になるまでも時間はありました)義務となったわけですから、いろんなことを整備する必要があったわけです。富山県でも、病院薬剤師会や県薬剤師会(開局薬局の薬剤師で構成されている)の方々の協力、附属病院の協力で学生を受け入れてくださっています。全国で均一化された内容で実習をするために実務実習コアカリキュラムというのが決まっています。

長くなりましたので、続きは、明日にします。

今日は朝の更新でした!大阪の象徴の写真がとれるといいな。

2010.07.09 Friday 06:21 | comments(0) | trackbacks(0) | 

ヒヤリング

 学部から申請していたある予算のヒヤリングの通知がきました。
学部の教育関係の予算なので、自分の研究費ではないですが、色々な事情で、申請書の取りまとめをしました。
5件採択のところに56件の申請があり、無理かなあ・・・と、感じていましたが、うれしいものです。ヒヤリングに行ってのダメという可能があるので、がんばります。もし、採択されることがあれば、ここで詳細を書きますね。今のところは、これぐらいしか、書けず、ごめんなさい。

今日の写真は、18日に予定している研究室での打ち上げ会用候補のオードブルです。今夜、もう一つを試す予定。



オードブル!

2010.07.07 Wednesday 22:27 | comments(0) | trackbacks(0) | 

元気なこと

 今日は、いつもより随分早い夜8時に大学を出て、帰宅しました。

いつもの生活パターンとしては、
朝は7時半から8時に大学到着。
講義、会議などなど・・・
夜7時から研究室ゼミ

夜10時半ごろ帰宅・・・・

食事は昼はたいていお弁当、夜は帰ってからです。

しかし、しかし、今日は午前から胃がムカムカして、昼ごはんは冷やしうどんを買いにいくのが面倒で、お弁当食べ・・・しかし、胃がしくしく、むかむか、吐き気して、”胃薬ない?”と、皆に余分な心配を強要し、ゼミをこなし、それからすぐに帰ってきました。

見ないといけない原稿や論文を持ち帰るも、下をむくとめまいするので、ぼんやりしてしまいました。

ここで治さないと、本当に嘔吐・痙攣しそうで、がんばって寝ようとしているところ。

文章読むと、重い病気のように聞こえるけど、年に一回くらい、体の周期か季節の変わり目かのせいで出る症状です。

今までとちがって、研究室を率いる立場なのだから、いつも、にこやかにしていることは、研究室メンバーのためにも必須。でも人間だもの。たまには、こんなこともあります。

今日の写真は、海外で撮った写真のストックから・・・オブジェです。

ワシントンのスミソニアン博物館前のオブジェ
2010.07.06 Tuesday 23:30 | comments(0) | trackbacks(1) | 

七夕

 七夕です。

自分で笹を買って、七夕をしたのは、いつが最後だろう・・・
京都で育った私には、水無月を食べないと梅雨は明けない・・と、感じるので、京都を離れてからは、七夕の時に”しまった、今年は水無月を食べてない”と、思う日だったりして。

私の研究室の学生は、来週の卒論中間発表会の準備で手がいっぱいだけど、他の研究室で笹をかざっているところがありました。こっそり見るつもりはなかったけど、短冊に書かれている願いは、

”世の中から会議がなくなりますように”  詠み人知らず

で、吹き出しそうでした。
新人教授の私には、理解できないようなことがいっぱいあるのだろうなあ・・・と、思ったのでした。お疲れ様です。


今日の写真は病院玄関の七夕飾りです。近くで撮影して、分からないかな。

病院の七夕かざり
2010.07.05 Monday 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) | 

オープンキャンパス

 私が大学受験を経験したのは25年前。そのころはオープンキャンパスのように前もって大学の情報を知ることはできなかったと思います。自分が気づかなかっただけかもしれませんが。

 私が勤務している大学では7月18日にオープンキャンパスがあります。私たちの研究室は今回がはじめてです。いろいろ企画しています。脳に効果のある薬をマウスの変化でみてもらおうと、思っています。
それ以外の日でも、このブログを見て、研究室訪問したい方は、お知らせください。

今日、このことを記事にしたのは、その後の、うちあげ(研究室スタッフと学生)の計画を練っているからです。ビザとお寿司とビールがラボパーティーの定番と私は勝手に思っていましたが、その他のものを検討中です。今日は、よくいくラーメン屋のオードブルを試してみました。次はインド料理屋をためして、どちらかにするつもりです。

今日の写真は、ワシントンの学会に行ったときに撮った野生のリスの写真です。
ワシントンのスミソニア博物館前の芝生のリス
2010.07.04 Sunday 17:39 | comments(0) | trackbacks(0) | 

論文投稿

 2日前のブログで、私のTo do リストに論文関係のことを書いたので、このことを説明します。

私も大学で研究室に入るまでそうでしたが、研究者や大学の先生の仕事は何?と、思っている方も多いと思います。

一言でいったら、新しいことを見つけて、それを皆に知ってもらって、発展させることだと思っています。
新しいことを見つけるといっても、私たち自然科学系、理系では、自然界でおこっていることを何かの手法を使って観察すること、自然界で起こる反応を組み合わせ目的のものをつくっていくこであり、謙虚に自然と向き合うことだと思います。
Aという化合物とBという化合物の混合の条件を工夫することで今まで生成できなかったCという化合物ができた・・Dという細胞にEで色をつけたら、Fという器官の変化が観察できた・・・いずれも、工夫や目のつけどころは研究者のセンス次第ですが、自然界のでの出来事に着目しているにしか過ぎないのです。
しかし、今までにヒトが知っている自然界の出来事は僅かです。なので、自分が知ったことを、論理的に公表する手段として論文発表があります。
論文発表はScienceの世界での共通言語の英語で書くことが多いです。分野によっては日本語や特定の言語で書かれることもあります。
論文は紙媒体や電子媒体で発表され、世界中の誰もがアプローチすることができます。
そうやって自分が見つけたことを皆で共有して、次のステップにつなげます。その中でも、世界のより多くの人に知ってもらうために、雑誌を選ばなければなりません。その目安をえるために、公表される雑誌ごとにインパクトファクターIFというのがあります。IFは、1論文あたりの引用回数の平均値を計算したもので、その雑誌の影響力を表しています。
インパクトファクターが高いほど、影響力の高い論文を収録しているということができます。
その数値は Journal Citation Reports (JCR) で報告されています。ちょうど、最近2009年度版が公表されました。IFが高い雑誌に投稿して、公表されるほど、世界の多くの人に読んでもらえる可能性が高いことから、論文の質をはかる1つの指標となることがあります。その是非は、ともかく、教授選考や研究費獲得にときにIFの高い雑誌がどれほど発表しているかを観点として評価します。論文投稿の過程は、後日に説明します。

このようにして、研究室スタッフが日々実験して、得られた新しいことを世界に発信して・・・それをもとに毎日また実験して・・を繰り返しています。
あつ、私は実験系の研究者なので、手をうごかして実験していますが、理論系の方やフィールドワーク、疫学の方もいます。

私たちの分野で最大の学会であるアメリカ神経科学会の様子。今年は事前実習と重複しているので、私は行きませんが、研究室スタッフは行く予定。すごい規模です。
アメリカ神経科学会のポスター会場
2010.07.03 Saturday 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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