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幸せな研究者・不幸せな研究者 その2

 大学の先生は、夏休みがあっていいですね、と、よくいわれますが、少なくとも、私のまわりでは、そんなことないので・・・・

おとついの記事でNatureの論文を紹介しましたが、このことが私の周囲でも話題になっています。

記事の中では、給料のこと、配偶者が研究者の場合のポジション獲得などのことが触れられています。


給料のことを考えたら、私のような薬学出身者は製薬企業に就職したほうがよかったでしょう。私が大学院を終えるときは、ぜったいにアカデミックとは思っていなかったです。ただ、大学院に行く女性の割り合いが今より低かったので、女の先輩の挙動はどうしても目がいってしまいます。バブルの余韻が残っているころだったので、男性は本当に売り手市場だったにもかかわらず、女性の院卒は、企業への就職は容易でなかったです。それを理由に、女性の大学院進学を嫌がる教授も多かったです。その中、企業に就職した女性の院卒の先輩は、結婚を機に退職、仕事を続けた先輩も研究職を離れたりしていました。それをみていて、自分の意志で異動することのできる大学教員を目指しました。

今なら、企業で研究職から開発や学術、営業に異動することの意義も理解できる気がするのですが、あのころは、一生、研究・・と思っていました。

女性の私が今まで研究職を続けられたのも、奇跡的です。
私は、幸せな研究者なのでしょう。
2010.08.09 Monday 00:32 | comments(0) | trackbacks(0) | 

薬学部実務実習

JUGEMテーマ:日記・一般
 
暑いですね。富山が日本一暑い日もあったようです。
暑いことは確かですが、京都のほうが蒸し暑い分、過ごし辛かった気がします。

本日は、実務実習をお願いしている病院薬剤部の先生方と大学薬学部の教員が集まって、先週末に終わった実務実習についての話しあいです。

細かいことも色々ありましたが、何より驚いたのは、病院薬剤部での実習中に、携帯電話をいじる、指導薬剤師が話しをしている前で寝る、ということをした学生がいたとのことです。

びっくりしてしまって、まだ、何をどうしてよいか分からずにいます。

日本じゅうの薬学部で今何が起こっているのか知りたいです。


今日の写真は、昨日行った運転免許センターとなりの、実地試験場です。
なつかしいでしょ。
運転免許センター
2010.08.07 Saturday 19:35 | comments(0) | trackbacks(0) | 

お盆休み

先日の記事に書いたように免許更新にきています。薬剤師免許でなく車のです。

19歳で自動車免許取得してから、二回連続同一県で書き変えしたことはないけど、今回と次回は同じ富山県での書き変えになると思います。

研究室もお盆休みモードに入り、雰囲気がゆったりしています。大学の研究者にとっては、お盆休みくらいしか完全フリーで自分のことが出来ないから、つい仕事してしまいます。

久しぶりに京都の実家に帰ることも考えていたけど、20日〆切の総説と教員業績評価資料作成、今月末の海外学会のスライド準備考えて決心鈍っています。

研究室のスタッフや学生もお盆休みとるために実験を止めていて、もったいないなあ、と、つい思ってしまう私は研究室運営者失格です。あっ、口や行動には一切出していないつもりです。
2010.08.06 Friday 11:00 | comments(0) | trackbacks(0) | 

幸せな研究者、不幸せな研究者


論文は大部分英語ですが、nature asia-pacific  というサイトから、日本語のダイジェスト版をみることができます。自分の分野で大きく離れていても気楽に読めるので、ときどきのぞいています。

その中で、研究者キャリアアンケートで、幸せな研究者、不幸せな研究者という記事がありました。

内容は各自読んでいただければよいですが、 国民の幸福度、研究者の満足度とも日本が最下位って、ショックでした。

文中にあるように、日本人は満足度を低く見積もる傾向はあるかもしれません。

私の知る限り、大学の先生は、理系だと、朝8時前に大学に来て、夜10時まで研究室にいて、それで当り前という雰囲気がありますので、時間給にしたら、おぞましいものがあるかもしれません。私個人は、給料とポジションが比例はしていないのですが、これは、タイミングが景気後退や大学法人化とあってしまったからか、日本のシステムなのか分からないです。

人間気の持ちよう、根性だ・・・と、いう時代は終わり、きちんと考えないといけないかもしれませんが、今は、私はそこまでの職責を持っていないので、とにかく、自分のまわりからです。

2010.08.04 Wednesday 23:36 | comments(0) | trackbacks(0) | 

学会

 秋の学会の準備というか段取りをしました。
9月15−17日に仙台である神経精神薬理学会に行きます。

私はスタディグループの司会を仰せつかっています。
ありがたいことです。教室から演題は出せていないけど、前日の14日にNeuropsychopharmacologyというアメリカの神経精神薬理の教科書を読む勉強会があってスタッフと4年制の学生は参加予定。そのホテルの予約と出張旅費の支給の計算をしていました。
4年生だけしかいないので、出来るだけ学外の同じ分野の人と知り合わせたいと思っています。旅費も自分が大学院生のとき、出してもらえてうれしかったので、必要なだけは払いたいと思っています。

はじめての学会なので、感動をもってもらえたらな。
仙台4泊の長旅です。

ちなみに、私は8月22日から、東京(また慶応)、名古屋、ポルトガル、神戸、北海道、仙台、熊本と、9月26日まで、もりだくさん。富山にきっちりいるのは、9月5−8、12、18−23のみ。いや、こう並べると10日もいるのね。教授会は2回とも、出れないけど。
ごめんなさい。
2010.08.03 Tuesday 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | 

夏休み★

 正確には明日の3日から夏休みらしい。
さらに正確には9月30日までが夏休みらしい。

この2つの日付は、教授会で承認されているから本当だろうけど、8月3日にも、9月21と24日にも定期試験が設定されているのはよく分からない。新参者には難しいシステム。

前にも書いたけど、職員の休みは基本は8月12−16日。
学生や院生は研究室ごとに決められていると思います。なぜかよく分かっていないけど、試験が7月末から8月と9月末に分かれていて、その度に試験休み必要と学生が要求してきます。私はこの大学がそんなものだと思っていたけど、他の研究室の先生からは、学生自らが休みを要求してくるのは、ここ最近とのこと。

ちなみに、今の4年生は7月30日と8月3日に試験があるとのことで20日から休みを要求してきたところを22日からにしました。
4年制のほうの学生は8月18と19日が大学院の入試で8月1日から休みにして、試験のあとも9月3日まで休みにしました。

他の研究室と比べると休みが多いかもしれないが、私の流儀としては、”いやいや実験するなら、しないでほしい”なので、休みたいといえば、休みをとらせるが、これはこの大学ではいけないことのよう。お盆休みなしで、実験するのが普通と、本日批判をいただいた。教員も、全く夏休みをとらないのだろうか。不思議。それも疲れそう。

研究室配属後は、こーんなに大変なので、学生部生の方は、思いっきり遊んでおいてくださいませ。

研究室は休ませてもらえないから、実務実習中に就職活動するといった学生が今日いたのは、凍りつきそうになった。


写真は、昨日、特急はくたかから撮った写真。
♫世界の車窓から♫

世界の車窓から



2010.08.02 Monday 23:59 | comments(0) | trackbacks(0) | 

混雑の東京

100801_1601~01.jpg
初めて携帯からです。共用試験のことで慶應義塾大学薬学部にいきました。その帰りで東京駅でマックストキを待っています。東京駅はじめ街じゅうが夏休みです。楽しそう。気付いたのは、エレベーターって右側は急ぐ人用で空けておくのがルールと思っていたけど、今日とかはそんなことされていない。道もガイドブック見ながら歩いている人が多いから、普通に歩いていてもぶつかるし。マナーのことは、ともかく、観光に来てる人には当たり前なのだろう。自分の普段にも類似のことがあるように思います。大学の先生は変わってるといらわれる所以かも。

写真はマックスときです。二階建てで一階はホーム歩いてる人の足の高さに窓があります。ちょっと日常と違う視野が開けます。
2010.08.01 Sunday 16:03 | comments(0) | trackbacks(0) | 

ファカルティ・ディベロップメント・・・・・FD



本日はFDでした。
 ファカルティ・ディベロップメントを略してFDとといい日本語では、大学教員資質開発とします。大学および大学院の設置基準に義務化しています。その中で、「大学は、授業の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研究を実施するものとする。」としています。ですので、大学では必ず行われています。

私は今の勤務大学では、はじめてだったのですが、本日のテーマは、
1、最近の学生は挨拶ができなかったり、講義中に飲食、携帯メールや電話をするので、そのあたりの指導をする。大学に入ってきたときは、目がきらきらしているのに、夏ごろには、死んだ魚のような目をしているので、モチベーション維持のための講義を1年生で増やす。

2、6年制の6年での卒業研究、国試対策、必須授業を設ける。

3、新しく設置される大学院の定員、アドミッションポリシー

4、新しく設置される大学院の選抜方法、卒業要件、カリキュラム


今回、はじめてのことで、色々考えさせられました。
こうやって、大学の重要なことは決まっていくという紹介でした。

明日は東京です。
2010.08.01 Sunday 01:14 | comments(0) | trackbacks(0) | 

大学院修了後

 7月も明日で終わり。8月に入ると、4年制の4年生は大学院の試験に向けて、休みに入ります。6年制のほうは8月3日に1つ試験があるので、先週から試験休みです。6年制のほうは、9月以降、事前実習やOSCE、CBTで実験できないのと、9月末にもう1つ試験があるので、夏休みは稼ぎ時で、お盆の一斉休暇以外は原則実験です。

博士課程修了後について・・・・・薬学部の新しいカリキュラムでの卒業生が出ていないので、免許のない薬学部卒業生の3年制博士課程、6年制+4年博士課程修了の学生については、まだ、はっきりと述べることはできません。
少なくとも、今までの薬剤師免許を持つ薬学部卒業生についてです。

ヽГ希望する製薬企業研究職
とにかく皆が、これを希望します。驚きは、”親にいえるような大きなところに行きたい”と、いう学生が非常に多いです。例えば、富山にある富山化学という会社があります。この会社は、我が国で唯一のアルツハイマー病薬を開発し、その方面を専門にしている私にとっては、すばらしい会社と感じていました。誤解があるといけませんが、あくまで私のインスピレーションで、会社四季報にのっているような財務状況とかは全く私は無知ですので、そのあたりは、ごめんなさい。しかし、富山化学の研究で就職が決まった学生は、”行かない”と、ごてました。その理由は、”親にいえない”というのです。テレビCMが流れ,薬局で処方箋なしで買える医薬品をメインにしているような会社は一般の方の耳になじんでいるので、”親が喜ぶ会社”と、なるわけです。

自分の研究室の卒業生が企業の研究職に就いてくれるのは嬉しいけど、就職できるか否かは、運やタイミングもありと思います。例えば、その企業が、次に神経系の薬を・・と、計画している時だと、比較的、私の研究室の学生は採用してもらいやすいです。優秀でも自己アピールできない学生は、損をするようです。


開発職
ヒトや臨床現場に関わることができるので、そのような指向のヒトは開発職を目指します。
私も前職で治験に関わっていたので、開発職の方の大変さは見てきました。
企業によっては、研究・開発まとめての採用の場合があったり、研究志望の方が、やや門戸が広いような感じのする開発職にまわったりもします。
最大の問題は、開発職が何をする職種かが、正確には薬学部学生には伝わっていないことです。入社してから、”イメージと違った”と辞めた卒業生も何人も経験してきました。複数の卒業生からは、”紙と格闘している”と、いう言葉を聞きました。治験センターの紙の多さを思うと、あれに承認関係の書類まで加わるわけで、そうかもね・・と、思いました。

I賊 μ局の薬剤師
薬学部卒の学生の特徴は、薬剤師免許を持っていることなので、その特性を生かすわけです。薬学部の先生の中には、薬剤師免許を使って就職することを最悪の事態であるようにいう方もいます。確かに、上の2つに比べると直接研究能力の必要性は低いです。しかし、今までは、博士卒の薬剤師は多くなかったので、論理的、科学的に物事を考えられる人材は貴重でした。ただ、私がいつも考えるのは、博士課程卒の薬剤師も、計数調剤ができて、当直ができないといけないので、就職した初期の段階や給料では、全く差がなく、その壁を乗り切れない人も少なからずいるように思います。

あと、私が、”最悪”と、思うのは、薬学部卒の博士は、免許があるので、指導教授が就職活動の時間も実験させ(研究ではない)、今までだと、かなり甘く就職できた調剤薬局に最終的にいってしまうことです。これでは、患者さんに対して失礼だと私は思います。

い泙辰燭関係ない分野へすすむ
商社や、あと、結婚して専業主婦とか・・・

ジΦ羲圓箸靴董大学や研究所に勤務する。
これは、昔も今も難しい。タイミング的に、こちらを狙っていると、企業への就職の機会を逃してしまうので、きりぎりまで待つことができず、企業に就職していく人も多いです。最近は、日本でも、直接、常勤職に就かず、ポスドクや任期付きのポジションで業績稼ぎや新しいテクニックを得たりしています。薬学・薬理領域では、アカデミックポジションをめざして、それなりにがんばっていれば、何とか職は見つかるように感じています。

薬学・薬理領域では、高学歴ワーキングプアのような事態になる可能性は低いと思います。

確かに、カスミを食べては生きていけないけど、最近の学生の、”どちらの職が給料高いですか”には、つらいものがあります。
夢をもつのは、難しいことですね。

2010.07.30 Friday 22:33 | comments(1) | trackbacks(0) | 

今をがんばる、前向きに 夏休みをむかえて

 普通の会社にいる人は、お盆休み以外は、夏といっても、暑い以外は通常とかわらないだろうけど、私のまわりでは夏休みは、通常のドミノ崩しのような、ばたばたからは少しのがれる雰囲気があります。

学校の先生は夏休みがあっていいなあ・・・と、お思いの方もいるでしょうが、夏休みは、お盆休みだけです。今年は、8月12−16日です。電気や冷房費の節約のために、一斉休暇になります。と、いっても、自由に建物に出入りできますので、多くの先生は休暇でも、ふうつに出てくると思います。他大学では、一斉休暇のときは、冷蔵庫以外の電源が入らなくなり、万一、研究室にいると罰則があるようなところもあると聞いていますが、あいにく、私はそのようなところに在籍した経験はないです。


この時期を利用してから、色々な状況の方から、お問い合わせをいただきます。

高校生からは、4年制薬学部の問い合わせがあります。薬の知識を得て、研究者になりたいが、4年制薬学部を設置しているのは国立大学だけで、私立を滑りどめに出来ない・・・と、いうお尋ねです。私は、今の大学では6年制対応研究室の教授として赴任しているのですが、なぜか、このような質問をいただきます。私の勤務している大学は国立14薬学部の中で、最低の偏差値なので、最後の砦として、もし、ここの4年もあぶないと、薬学研究者としての夢が破れると、思うようです。←推測ですが

私のアドバイスとしては、
1.薬学部に来たから、必ず、薬学系研究者になれるわけでない。特に企業の研究者だと他学部の工学や理学や農学でもなれる可能性はある。大学に残るなら、薬学でやっていきたいなら、薬学にくるほうが、可能性は高いが、本学でも薬学卒でない教授が3名もいる。

2.私立大学でも4年制をもっている薬学部はあり、それらからも、研究者になれる可能性はある。

3.薬学部は、有機合成から臨床研究まで、幅広い研究がおこなわれているので、卒研や大学院での研究室選びも、大きな分岐となる。

4.とにかく、今はベストをつくして勉強するしかないのでは


と、答えると、大学の先生と企業の研究職とどちらが給料が高いですか?と尋ねられ、こけそうにいなることも多いです。


すでに、大学の教員になっている人でも、”このままでいいのだろうか”と、言い出すひとがこの季節はいます。こちらはいい大人ですので、よほどでないと、私から何もいいませんが、とにかく現状に不満があるようです。

自分の過去を振り返っても、彼らの気持ちはよくわかります。しかし、パーフェクトな環境で仕事することは、私たちの分野にかがらず、ありえないことなので、自分が置かれている環境で、ベストをつくしかないと、私は思っています。

今、私は、人生の中でも、一番、機動力のある時だし、いろいろと挑戦できる時だと思っています。睡眠不足が続いて、日曜夕方まで寝てしまうと、生活への疑問を感じますが、おおむね、満足しています。今の研究室発の論文を早く出したいな。

今日は、今、研究成果発表会がおこなわれている建物からの東京の風景写真です。東京の方には、めずらしくもないでしょうが、富山から来ると、高層ビルで、どきまきします。
ビルの群れ

2010.07.28 Wednesday 12:24 | comments(0) | trackbacks(0) | 
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