富山の魚

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     おとといのブログで、”女性だからといって研究や教員活動で出来ないことはない”と、しましたが、やはり、大きな声で叱るには、迫力はないです。まあ、大きな声で、何事も従わすのは、私の趣味ではないので、よいです。

    富山に引っ越すことが決まったとき、周りの人から、”お魚がおいしくていいね”といわれました。富山に住むようになってから、良いお店に行けていないのかもしれませんし、魚屋さんでなくスーパーでばかり買い物しているからか、実感には至っていません。冬のぶり大根はおいしかったです。パートナーが脂がのっている魚を食べないのと、煮魚がきらいなので、家では、ぶり大根は食べられません。

    早く、実感できるよう、最近は、情報収集しているのですが、大学にいるとなかなか、それ以外の人と交流がなく、まだまです。
    このブログを読んでいる方で、よいお店や新鮮な魚を売ってる店を知っている人がいらしたら、教えてください。


    先日の香港出張のとき、行きの飛行機での機内食です。キャセイパシッフィックで行ったのですが、機内食がおいしいとの噂を聞いたような気がしていて楽しみにしていました。香港まで4時間なので、本当なら機内食が出ないでもよい飛行時間なんですね。機内食を写真にとる趣味はあまりないのですが、キャセイだから・・と、とってみました。ビーフカレーです。果物もおいしかったです。今日は食べ物ねたです。
    香港へ行くときの機内食

    女性であること 研究者として 教員として

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        富山は曇り、風も強く、夕方にかけて雨になりそうです。
       
        恩師から、”君は女性だし、まともな大学も出ていないのだから研究者として日本で生き残るのは難しい。海外で勝負したほうがいいのではないか” と博士課程の最終学年の時にいわれました。まともな大学・・・の方は、また改めて記事にするとして、女性・・・の方は、いまだに自分の中でもよくわかりません。
       
       最近は、女性に有利な研究費の申請枠があったりするので、ラッキーだなあ・・と、思います。学会や研究会に行っても男性が多いので、女性というだけで覚えられやすいです。私個人としては、女性で得してる・・と、感じることが多いです。

      研究に男女差はないけど、性差があり、そのことが研究を仕事とする職を得ていくには足かせとなることがあると思います。つまり、

      妊娠・授乳が出来る性であること・・・このことが、研究者としての入口でのポスト取りにマイナスに働くことはあると思います。

      企業の研究所の研究員で学生の採用に権限を持っている人からお聞きしたことがあるのは、”人事部から2名の新卒を採ってよい、と、いわれた時、男性2、男女各1の可能性はあるけど、いくら優秀でも女性2にはしない。なぜなら、今は産休・育休で女性も長く仕事を続けるようになった。企業としても、優秀で仕事を理解している女性には、そのようにしてもらいたいと思っている。しかし、同じ年に女性2を採ると、産休・育休が同じ時期に重なるから。”
      これも男女差別になるのかなあ。

      研究室を運営する人たちの考え方も変化していて、9時から17時に全力で仕事をしてくれればいい、産休・育休を目いっぱいとって、それから研究にもどってくれればいい、という教授も珍しくないです。
      自分の力だけですべてが決めれない若い時期にこのようなシニアの研究者に出会うことがポイントかと思います。いろんな意味で自分のことを理解してくれる人のもとで働く機会が重要なのは男女同じと思います。

      先輩女性研究者と接していて思うのは、”更年期があること”も女性の研究職でのプロモーションを妨げているように感じています。こちらは個人差もあるし、男性にもあるらしいので、必ずしも女性だけでないかもしれませんが。教授や部長のような研究者指導者ポスト、企業でもチームを率いるポジションを得る時に、”しんどそうな顔をしている人より、いつでもニコニコしている人”の方が良いとなることが多いかもしれない、と、推測しています。
      でもね、男女を問わず、更年期以外の病気にかかってしまうことはあるので・・・ちがうかもしれません。


      家庭内の役割分担については、考え方が変化して、どんどん多様化していますし、旧来とは異なってきていると思います。

      自分自身、これから、どのように女性研究者・教員として歩んでいくのか楽しみです。”女性だから”の理由でできないことは、研究者・大学教員の仕事の範囲では見つからないと思っています。両親や家族の介護のことを頭がよぎる時はありますが、それはその必要性が生じた時に考えることにします。

      立山の写真です。どこからでも絵葉書のような写真がとれるのが富山の素敵なところです。

      雪の立山


      大学院生って

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         今日、私が勤務している大学の大学院(修士・博士とも)の募集要項が届きました。薬学部4年制の4年生に修士の公募要項を渡し、私の研究室への社会人大学院博士課程を考え中の方に送りました。最近は社会人大学院も充実して、企業・官庁等に勤務しながら大学院を修了したり、学位取得をすることも珍しくないですね。

        他学部は分かりませんが薬学部では学生の多くは修士課程に進み、最近ではかなりの割合で博士課程に進みます。学部で卒業しても、社会で活躍している方は大勢いますが、早い時期に研究三昧の生活を送ることは意味あることかもしれません。大学や研究所のようなアカデミックポジション・企業等の研究職に就くための能力を磨く必要があること、職種によっては就職に博士の学位が必要であること、という理由が大学院に進む大きな理由になっています。3年なり5年、または4年間、研究というカテゴリーの中で頑張ってみて、卒業後、大学院を出ていなくとも就職できる分野に進んだとしても、それは意味あることでないかな・・と、思っています。1つのことに専心して、自分のエネルギーを注ぎ込むことが出来る機会は、それほどないので、その経験の有無は大きいと思います。もちろん、望む人には学位が必須である職種で活躍できるだけの能力をつけることが、私たち大学教員の大きな仕事であることは間違いありません。8月にある大学院の試験を受験する学生が、私の研究室の初大学院生です。まずは、院試を頑張ってほしいです。

        今日、届いた大学院の募集要項です。関係の方からは私の勤務大学や研究室名、名前も分かるかもしれませんが、今のところは大学名は伏せておきます。
        今日届いた募集要項

        私が今進めている研究のテーマ

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           ここらへんで私の研究テーマを紹介しておきます。
          研究室立ち上げで、マンパワー、研究費、実験装置、すべてが制約を受けている中で、じっくり考えみました。その結果、今、私がいちばんおもしろい、もっと色々調べてみたい・・と、思うテーマに集約されたと思います。

          1.覚せい剤を投与したマウスの脳で多く発現しているタンパクを2つ同定しました。その生理機能の一部はすでに論文になっています。その続きで、これらタンパクが精神疾患の原因になっているのでは?  と、いうことを行動薬理、ダイアリシス、生化学実験で証明しようとしています。

          2.1で見つけたタンパクの抗体と発現ベクターを作成して、測定系を作って、精神疾患のマーカーにならないか検討しています。

          3.1が脳を構成している細胞の分化や増殖への関与を明らかにしています。

          4.1が脳で機能を持つメカニズムを明らかにしています。具体的には、生体内にあるタンパク質の構造と一部だけ変異させたタンパクをいくつも作り、機能に変化が出るかを観察しています。その結果に基づき結合するタンパクの同定を目指しています。

          5.医療薬学的な研究として、輸液を混合した時の配合変化についての実験もしています。

          こんなことが分かれば、良いなあ・・と、思って毎日過ごしています。



          今日の写真は、富山の青い空です。昨年10月に富山にきて、こんな空を見ることができるようになったのは、いつからだろう・・・・。
          それとね、緑の中に家がまばらに建っていて、外国で飛行機着陸する時を連想しませんか



          お誕生会

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            私が運営している研究室は、今年4月にスタートしました。
            研究室としての体裁は整っていないことは間違いないです。在籍する学生も、4年生だけ。他の研究室は、B4,B5またはM1,B6またはM2 と3学年はいるのだから、規模も3分の一 (B4とかの符号の説明は文末に!)。実験が回りはじめていないことに加えて、研究室行事もまだまだです。学生は他の研究室から情報を得たり、教員からの昔話しを聞いて、研究室らしくしようとしてくれているのが嬉しく感じます。そんな行事の第1弾として、今日は、お誕生会を計画しました。4年生の1人が次の日曜に誕生日を迎えます。大学外の方は、20歳超えたいい大人が誕生会??と、思われる方もいるかもしれません。薬学部の研究室では、このような行事が頻繁にあるように思います。以前、物理を専攻している友人に、お誕生会の話をしたら、ドン引きされたので、薬学部特有かも、と、思っています。ケーキを大学の近くの店に注文しておいて、プレゼントを買ってきて・・・。楽しそうなのが、ちょっと羨ましかったかも。サプライズにするために、当事者には知らせず・・・でした。誕生日の学生が本当にうれしそうでした。
             私は研究室は研究するところなので、仲良しクラブではないと基本的には考えています。でも、皆が楽しく過ごせるように気をつかう、他人のことを思って物事を計画する、ということは大切かな、って、思っています。
             数年後、研究室に在籍する人が増えても今のように他人のことを気遣えるようにいてほしいです。
             
            (B4、B5は学部の4年生と5年生、M1、M2は修士の1年生と2年生です。薬学部では、薬剤師国家試験の受験が可能な6年制学部と薬剤師以外の薬学領域のエキスパートとなる4年制が共存しています。私の研究室も両方の学科の学生が来ています。同じ年に入学して同じ4年生で研究室に配属されてきますが、来年は、前者は学部5年生、後者は修士1年生になります



            歴史的瞬間第2弾の写真です。この前の写真の場所の現在状況です。テレビのbefore after のように全く同じ位置での写真は難しいです。機器が入ってからは、直射日光があたらないように昼間もブラインドを下しています。

            今の研究室


            はじめての富山の夏

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               私は、京都で育ち、大学入学で岐阜に住み、その後は、名古屋と岐阜と東海圏にいました。

              昨年秋に、ご縁あって、富山にきました。富山のように、近いところに海があるところに住むの初めてです。名古屋にも海がありますが、海辺という感じではなかったので、海の近くに住んでいるという感覚はなかったです。

              時間を作って、釣りもいいかも。富山に住んでみての印象は、常に遠いところに山がある、です。

              岐阜も山の多い県ですが、山がすぐ近場に迫ってきている感じがしました。

              富山は遠いところに山あるのが、どこからでも見れます。今年の冬の大雪の間は、山を見ているどころでなかったので、春になり、緑の季節になって、一層強く感じます。

              5月に新入生のオリエンテーションで立山に行きました。その時の写真です。
              ライチョウが分かるかなあ。

              研究はおもしろいよ

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                 ”自分を鍛えるために、厳しい研究室に行きます”という学生がたまにいます。その自己研鑽意識は素晴らしいけど、正直なところ、私とは違うなあ・・・と、思います。 
                今年の1年生のオリエンテーション合宿のときに、学部長が”もう一度生まれ変わっても、研究者となり、同じテーマの研究をしたい”と、お話しされたのを聞いて、自分のことが恥かしくなりました。私は、ポヨーンとしながら、今まできているというのが実感です。研究者に絶対なりたいと、思っていたわけでなく・・・企業に勤めて、少ししたら結婚退職して・・・子供の手が離れたら薬剤師免許を使える仕事をしよう・・・などと、ぼんやり考えていました。本当にぼんやりと過ごしていました。企業に勤めるために、修士でも行こう。でもしか修士です。修士を終えるころに、企業の研究所に行くなら学位を持ってたほうが良いとの噂が耳に入り、博士課程へ・・・・大学院生の時は、真面目ではありましたが、与えられたテーマをただこなしていました。その時のテーマの延長線が今の研究に結び付いています。大した苦労もせず、学位をいただき、タイミングだけに恵まれ卒業大学の助手にしていただき、運の良さで卒業大学院研究室で助教授にしていただき、いろんな幸運があり今回教授にしていただき・・・・・ずっと研究を続けることができました。周りや上に恵れたことと、”次はこのようにしたい”と、口に出していると助けてくれる方がタイミングよくいらっしゃいました。女性であるが故に、いつ研究を続けられなくなるか分からないから、研究できる今はがんばろう・・で、年月が過ぎていったようです。男性に比べるとポジションへの執着は少ないかもしれませんので、気楽に准教授で定年を迎えてもいいと思っていたこともありました。でも、自分がおもしろいと感じるように研究をするためには、成果を公表して批判や評価をいただいたり、研究費もある方がいろんなことができる・・・そのために、ポジションが上の方が、やりやすい、という論法でした。税金で研究している以上、評価を受けるのは当然にことですが、偉くなるためや誉められるために研究をしているわけでなく、ただ自分がおもしろいと、思えるからだからです。研究テーマも、熱い思い入れがあったわけでなく、その時、その時に、おもしろい、と思うことをしてきました。情熱を持って研究している女性研究者や若手研究者には叱られそうです。
                これからも、おもしろいと思える研究を、しなやかに行っていきたいです。研究者に限りませんが、100%満足いく状況で過ごすことは不可能なので、与えられた環境で、一番、心地よいように自分で作っていこうと思っています。私の研究室に集うスタッフや学生にも、おもしろい研究に参加してもらいたいな。

                先日、行った香港でのパンダの写真です。本物です。


                香港のパンダ

                研究室の立ち上げ

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                   自己紹介のところにも書いてあるように、全くの新設研究室で、研究室の建物も4月に完成したばかりという状態で私の新米教授人生はじまっています。大学や研究所の老朽下で研究室の引っ越しや教授選考に応募して学外から教授として着任する方は多いと思いますが、私のようなケースは稀ではないかと思います。大学法人化で大変な中、人員確保や建設費確保に奔走された学部執行部の先生方には頭が下がる思いです。そのような中着任したからには、教員としても研究者としても学部に御返しをしなければ、と、いつも思っています。
                  とはいっても、実験台(私はプラッテといいますが、富山では通じないようです)と机やロッカーだけからのスタートでした。 理系・生物系のことをなさっている方なら分かっていただけるかと思いますが、最初は、pHメータを買ったが、つかない・・秤量皿がない・・・今でもウエスタンブロットのブロッティングバッファー1つ作るのに、あれがない、これがない、で1週間前には注文しておかなければならないという状況です。にもかかわらず、研究室の一期生には、ダイアリシス、遺伝子変異、行動実験、細胞培養、EIAと1人1テーマどころか1人1テクニック状態です。皆の柔軟性には驚きで、研究室オープンから3カ月弱の現在、すべての実験系が動き出しています。准教授や助教の教員スタッフの頑張りも大きいですが、研究室は力が共鳴して、何かを作りだすことができるものだと実感しています。研究室の歴史的瞬間の写真をのせておきます。これは建物が完成して、まだ何も運び込んでいないときの写真です。



                  今年3月の研究室の写真です

                  最近行った学会

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                    6月6日から10日まで香港で開催されたCollegium Internationale Neuro-Psychopharmacologicum (The 2010 XXVII CINP)に行ってきました。私が博士課程2年の時に初めての国際学会がCINPで、あれから・・と、思うと、いろいろ考えてしまいます。2002年のモントリオールの時は、統合失調症に関連した内容が多かったのですが、今回は気分障害が多いような気がします。学会では自分が発表すること、新しい情報を得ることはとっても重要です。精神・神経の研究を行っているPh.Dの私にとっては、患者さんの診察を行っているMDの研究者がどのようなことを現在問題にしているのかを、グローバルに知ることがこの学会に参加した大きな目的です。いろいろな情報を整理することができました。日本の学会だと、電話やメールに追いかけられ・・ですが、海外だと、”仕方ない・・”と、学会に集中できるのもいいかもしれません。あと日本人で近い分野の目上の先生とは、面識があっても、普段は親しく食事や観光やと御一緒できないのですが、海外では、お声かけいただけるのも、嬉しいものですし、研究者観や人生観を伺うこともできて、勉強になります。日本人、外国人問わず同世代の研究者と親しくなるチャンスでもあり、次の研究のアイデアや実験上の細かいテクニックについての情報交換もできます。
                    次の海外の予定は8月です


                    学会会場入り口です

                    ブログはじめました

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                      こんにちは
                      ブログは見るものと、思っていましたが、大学や研究者をもっと身近に感じてもらいたいと思いブログをはじめました。
                      昨年の秋に富山にきて、山が常に見える毎日に驚いています。
                      新たに新設された研究室の運営をしています。新設で、何ができるのかも分からない研究室に1期生の学生がきてくれて、生き生きした表情を見ていると、大学の教員になってよかったと思います。
                      研究室のホームページもまだまだ発展途上で、早く充実させねば・・と、思うものの手が回っていません。 ブログでは、個人的なことや、生活の中に小さなこと、実験の中のちょっとした喜びを伝えていければ、と、思っています。
                      どうぞ、よろしく



                      管理者のこと


                      現在、国立大学薬学部で研究室を運営中。精神・神経薬理を専門としています。薬学部が6年制となり、新たなカリキュラムの実施を担当しています。薬学部で、教育と研究の両立は可能と信じて毎日を過ごしています。大学で繰り広げられていることを一般の方にお知らせしたり、神経・精神の研究や薬剤師に興味のある方に情報提供したいです。

                      私への連絡


                      プログを読まれて、私にコンタクトしたいと思っていただいた方は、コメント欄にメールアドレスをお書きの上、連絡ください。コメントは私が承認しないと公開されないようにしていますので、メールアドレスや個人的なことが書かれていた場合は公開しませんが、文中にその旨、お書きいただけると助かります。 共同研究、大学院入学(薬学部以外の卒業生、薬学部6年制・4年制卒業生、大歓迎です)のご相談も随時、お受けしています。

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